幼少期は、誰にでもすぐに話しかける人懐っこい子どもだったようです。

しかし、父がとても気難しい人で、いつも家の中は空気が張り詰め、特に母に毎日辛く当たっていました。

今でも脳裏に焼き付いているのは、父が母を殴って浴室まで追い詰めていた姿。母の泣き叫ぶ声を、妹と私は子供部屋の扉を少し開け、姉妹で泣き声を押し殺していました。

そんな父への恐怖心、そして母を助けてあげられない自分の無力感、自分が母を支えなければという責任感と重圧をいつも感じていました。

そんな環境に耐えかねた母は、私が 10 歳の時に私たち三姉妹を連れて父が住む家を逃げるように出ていくことになりました。

当時の影響は私の人格に大きな暗い影を落とすことになり、その後、自己肯定感が低い人間になってしまいました。

引っ越した先でも人とも上手く付き合うことができず、高校生の頃 には引きこもり。通っていた学校を辞め、働きながら通信制の高校に通いなんとか２２歳で卒業しました。

自力整体というものを知った時、直感的に「これは凄い！」と感じました。そこで、まずはDVD 教材付きの本を購入してみました。ですがこの時は三日坊主で終わってしまい長続きしませんでした。

その後、３９歳で人とあまり関わらなくてもいい仕事ということで運送関係の仕事をしていました。しかし、身体を酷使しすぎて以前から患っていた坐骨神経痛の症状が酷くなって しまったんです。それでまた自力整体を勉強し直すことにしました。

「せっかくやるんだったら将来仕事として出来るように資格を取ろう」そう考え、米子の自力整体ナビゲーターさんの元へ月に数回通い、数年後に自力整体創始者矢上裕先生の研修を受けるために兵庫県西宮に通い、自力整体ナビゲーターの資格を取得しました。

「昔の私のように、自己肯定感が低くて苦しんでいる人や、自分には価値がないと思い込んでしまっている人を少しでも楽にするお手伝いをしたい」そんな思いから 2018 年に起業。

自力整体の他、「自力で整形」とも呼ばれている顔ヨガも習得し、自分で自分を癒すこれらのノウハウを周りの人へお伝えすることを仕事として始めたのが起業した経緯です。